13/10/2021
40代の男性が写真のような状態で来院しました。この方の要望は「全ての歯を抜いて総入れ歯にしたい‼」でした。
何度かに渡って相談を繰り返しました。
「今までに歯医者に行くたびに治療が苦痛で苦痛で通い続けられなかった」
「自分が悪いのは解っているが・・・」
患者さん自身の苦痛の声が僕自身の心に刺さってきたのを覚えています。それでも歯があった方が良いことの理由を伝えていきました。患者さん自身もものすごく真剣に聴いて頂きました。お互いに真剣に話し合いをしました。最終的には全ての歯を抜いて総入れ歯にしました。
医療上、正しいのか?正しくないのか?
ものすごく疑心暗鬼になりました
治療が進むに従って、患者さん自身から総入れ歯をつかって食べることが出来る、話すことが出来る。運動も出来る。今まで避けていることが出来るようになってきた。と嬉しい声をたくさん聴くことが出来ました。
先日、電話にて進捗状況をお伺いしましたが、「先生のせいで体重が増えちゃったよ‼」と冗談交じりで言っています。電話先の声も上下総義歯を入れているとは思えないような声質でした。
美味しく楽しく食事ができていることが嬉しかったです。
歯を残していたら、こんなにも喜んでくれただろうか
患者さんの要望通りに治療をして喜んでくれなかったらどうしようか
いろいろなことを考えるきっかけを頂いたケースです
そして、総義歯でも日常生活の質が高まることができると義歯治療の可能性を教えてくれたケース
患者さんの努力と総義歯を作った技工士の協力なくして達成できなかった
関わって頂いている方々に感謝