28/04/2026
4月のプリンセス(成人の噛み合わせが不安定な重度叢生)
*専門家的に見てかなりの難症例です
当院で3月に治療を終了し、4月に検査資料がすべてそろった症例の中で、もっとも印象に残った症例を、「4月のプリンセス」として発表します。症例発表としては175回目となります。�今回は「噛み合わせが悪い」という主訴で来院したケースです。診断の結果、上下顎前突+重度の叢生と判明しました。ただしご本人の気づいていなかったのですが、骨格的に反対咬合の傾向がある上に噛み合わせが非常に不安定で前歯の重なりが浅いという重大な問題点があり、専門家的にみて難症例となっていました。上下左右の小臼歯を4本抜歯させていただいた上で、2024年2月よりマルチブラケット装置にて治療を開始し、2026年3月に治療を終了しました。治療期間は、2年1ヶ月でした。当院の平均治療期間よりも多少期間がかかりましたが、問題点はすべて解消することができました。当院では症状に応じて、できるだけ少ない回数で、最短期間で、最高の結果が得られるよう、院長以下スタッフ一同がチームワークで取り組んでいます。
本症例の費用
基本料金+装置料=670,000円
毎回処置料5000円x25=125,000円
総合計=795,000円
<本症例におけるリスクと副作用について>
凸凹の強弱とは関係なく装置を最初に付けて数日は強い不快感・疼痛がありますが、数日~2週間で慣れてきます。特にこの症例のように凸凹が厳しい場合は、凸凹の歯の表面にさらに凸凹した装置が付きますので、非常に歯が磨きにくくなり虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、歯磨き指導を十分に受けて、セルフメンテナンスに努めることが重要です。本症例のように前歯部の凸凹が強い場合、歯間部歯肉が痩せて退縮する場合があります(ブラックトライアングル)。またマルチブラケット法全般に言えることは、口腔粘膜の違和感、金属アレルギー、歯根吸収などのリスクがありますので、事前に担当医より詳しい説明を受けて下さい。矯正治療は、歯科医と患者様の共同作業で進めていく治療ですので、リスクと副作用軽減のために患者様のご理解とご協力が必要であることをご承知置き下さい。
リスクと副作用についての詳しい解説はこちらをご覧下さい
https://www.senzoku-square.com/risk.html
矯正治療は技術と経験が非常に大切な治療です。やはり矯正歯科の信頼できる専門家に相談しましょう。日本矯正歯科学会には矯正歯科医の資格認定制度というものがあり、認定医が約3500人、臨床医(旧 臨床指導医)が約350人ほどおります。「臨床医」は認定医の中から選抜された矯正歯科の専門家です。臨床医に関しては下記サイトに詳しい説明が載っております。
日本矯正歯科専門医名鑑
http://www.nichikyosen.com/
学会のHPで資格を確認できます
http://www.jos.gr.jp/roster/
矯正歯科:洗足スクエア歯科医院
https://www.senzoku-square.com/
院長 小澤浩之
日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医(No.101)
日本矯正歯科学会臨床医(No.198)
指導医(No.435)
認定医(No.1156)
歯学博士(歯科矯正学)
*日本矯正歯科学会専門医は2022年「日本矯正歯科学会臨床指導医」へ名称変更となり、さらに2025年「日本矯正歯科学会臨床医」と名称変更になりました。認定基準は専門医の時と同様です。
*2024年4月より国の専門医認定組織である「日本歯科専門医機構」より「矯正歯科専門医」の資格が発効しました。当院院長は認定番号101にて認定を受けました。